✿ 乾燥岩茸
貨物概要
生鮮な岩茸の傘の部分を乾燥させたもの。
岩茸は、地衣類、イワタケ科の一種で、古い地層の岩石上に生じ、全体は5〜10 セ
ンチメートルの円形又は楕円形に広がり、偏平な葉状をしたもので、一般に食用とさ
れている。
地衣類は、菌類(子のう菌類、担子菌類)と藻類(藍藻類又は緑藻類)が密に共存
してできあがった複合体であり、子のう菌類を構成成分とする子のう地衣類と担子菌
類を構成成分とする担子地衣類からなることから、藻類よりも菌類としての特徴があ
る。
分類理由
きのこは、菌類が形成する大型な子実体の一般的な名称であり、担子菌類(まつた
け、しいたけ等)と子のう菌類(トリフ等)からなることから、菌類と藻類との複合
体である岩茸は、「きのこ」とは異なるため、第0712.31号から第0712.39号までの乾
燥した「きのこ」には分類されず、上記の通り分類されます。
なお、花束用又は、装飾用に適する苔及び地衣類は、第06.04項に分類されます。