国内分類例規

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説明
わに目:現生するもっとも大型の爬虫類で、主に熱帯や亜熱帯の水辺に棲息する。体表は大きな板状の鱗で覆われ、外見上鎧をまとっているように見える。特に頸や背面には大き な固い鱗があり、また、尾の背面には三角形の突起が並んでいる。太くて短い四肢を 持ち、前肢に5本、後肢に4本の指があり、後肢の指間には水かきを具えている。鼻、 目、耳は水平に付いており、そこだけを水面に出して休んだりすることができる 有鱗目:極地を除くあらゆる地域に棲息する。体表には小さな鱗が全身を覆っている。有鱗目はトカゲ類とヘビ類の2つのグループに分けられる。 ① トカゲ類 細長い体型で長い尾があり、基本的には四肢が発達していてそれぞれに5本の指を具え ているが、中には四肢が退化して縮小したりなくなったものもいる。イグアナ科、カメレオン科、ヤモリ科、トカゲ科、アガマ科、カナヘビ科、ドクトカゲ科、オオトカゲ科など16科に分けられる。 ・イグアナ科 北米南部から南米まで広く分布し、一部はマダガスカルやフィジーなどにもいる。体 型はさまざまで、乾燥地帯の地上棲のものは褐色でずんぐりしているが、樹上棲のグリ ーンアノールやグリーンイグアナはスリムな体型で体色も緑色である。グリーンイグア ナは全長が180cmになり、この仲間には、頭部や背中にひだや突起状の飾りのあるもの が多くいる。 ・カメレオン科 アフリカ、マダガスカル、インドに分布するもっとも樹上生活に適した種類。四肢の 指は2本と3本がくっついて木の枝をつかみやすくなっており、尾も枝などに巻き付け ることができる。目は突出していて左右を別に動かすことができる。体色を環境に合わ せて変化させることができ、動作も非常に緩慢である。普通は全長30cmほどであるが、 大きな種類は70cmほどになる。 ・ヤモリ科 熱帯から温帯にかけて棲息し、四肢の指が吸盤状に広がり、その下面に細かい毛状の 突起がならんでおり、滑らかな垂直面でも登ることができる。 ・トカゲ科 熱帯から温帯にかけて棲息し、体型は細長く小さめの四肢がある。普通体表には光沢 があり、孵化したての小さなトカゲは尾が鮮やかな青色で、胴には明るい縦のすじがあ る。 ・オオトカゲ科 アフリカからインド、東南アジア、ニューギニアを経てオーストラリアに分布。全長 1mを超える大型の種類が多いが、20cmの小型のものもいる。四肢や尾は発達し、尾をむ ちのように振って武器として使う。先端が2つに分かれた舌を持つ。 ② ヘビ類 四肢を持たない細長いひも状の体型を持つ。目はまぶたに癒着しており開閉することは ない。ニシキヘビ科、ナミヘビ科、コブラ科、ウミヘビ科、クサリヘビ科など11科ほどに分けられている。 かい頭(ムカシトカゲ)目:体型はトカゲに似ているが、吻端がややとがり、くちばしのようになっている。ずんぐりした体型で、頸、背中、尾に棘状の突起がある。目は大きく 瞳は垂直で、頭頂に第3の目といわれる頭頂眼がある。現在ではムカシトカゲ1種の みがニュージーランドに生き残っているが、厳重に保護されているため、日本に輸入 されることはない。
出典
税関Webサイト 国内分類例規
https://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data2/01rd.pdf
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