加熱人血漿(しょう)たんぱく製剤及び加熱人血清アルブミン製剤(小売用の形状又は包装にしたものに限る。)
説明
いずれも血漿(しょう)分画製剤の一種で、健康人の血漿(しょう)から分画(fractionation)して得たたんぱく質(アルブミン--前者は83~90%、後者は96%以上--α-グロブリン及び
β-グロブリンから成る。)をたんぱく質安定剤(例えば、カプリル酸ナトリウム及びアセチルトリプトファンナトリウム)(さらにpH緩衝剤等を含有することが多い。)入りの塩化ナトリウム溶液に分散し、加熱殺菌(60℃、10時間)した液状製剤が一般に使用される。血漿(しょう)増量剤として、神経原因、中毒原因、外傷、脱水症、感染症等によるショック又は低たんぱく血症の治療に静脈注射により使用される。