国内分類例規

Manutex RSX及びManutex FX

HSコード
説明
本品は、いずれも海草を原料として得られるアルギン酸ナトリウムを主体とするかっ色の粉末であり、税関分析によると、Manutex RSXは硫酸ナトリウムを約30%、Manutex FXは尿素を約9%含有している。 本品は、主として織物の捺染用の糊の調製に使用されるが、製紙工業における紙のコーティング、溶接用のフラックスの調製等にも使用される。 織物の捺染に使用する場合には、通常メタりん酸ナトリウム及び水と混合して適当な粘度を有するペースト又は液に調製しておき、これに染料及び織物の種類に応じて水、尿素、炭酸ナトリウム、炭素水素ナトリウム、スルホン酸ナトリウム等を加えて捺染糊とする。 本品は、硫酸ナトリウム又は尿素を含有するアルギン酸ナトリウムであるが、関税率表解説第39.13項には、保存や標準化のために無機塩類、尿素、有機酸等を加えたアルギン酸ナトリウムは同項に属する旨が記載されている。 また、本品は、特定の工業に限らず使用され、かつ織物の捺染糊として使用する場合にも、染料や織物の種類に応じて、さらにメタりん酸ナトリウム、尿素、炭酸ナトリウム等を加えて調製したのち使用されるので、本品自体は用途が特定化されているとは認められない。 したがって、本品は、アルギン酸ナトリウムを標準化したものと認め、本号に属する。
出典
税関Webサイト 国内分類例規
https://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data2/39rd.pdf
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