Cultured quartz crystal
説明
本品は、高温かつ高圧に耐えられる鉄鋼製の筒の中にアルカリ溶液を入れ、その液中の上部には良質の種子水晶をつるし、下部にはくず水晶を置き、筒内の温度を約400度に圧力を数百気圧に保つと、アルカリ溶液中に溶解した水晶成分(無水けい酸、分子式SiO)は、筒内の上下の温2
度差のため過飽和の状態となり、種子水晶の結晶軸に従ってこれらに再結晶して附着することにより製造されたものである。その諸特性は天然のものと殆ど同一であり、また電子工学的及び光学的にみれば、天然のものより優れた点が多い。用途は水晶発振器の製造等専ら工業用である。本品は、再生の水晶として本項に分類する。