Automatic pottery printing machine
説明
本品は、通常凹面状の陶磁器(皿、口の広いつぼ等)の内面に絵付けをする機械で、陶磁器の供給及び取出しは人手によって行われる。
本品は、絵付けの模様を彫り込んだ平面状の凹版、陶磁器を置く支持台が設置されたスライド式テーブル、支持台の中央部の上に設けられたプリンティングパッド(絵付けされる面の形状に合わせて、凸形に形作られた弾力性のあるゼラチン製のもの)、凹版用インキ装置等が一体構造となっているものである。
絵付けの方法は、次のとおりである。パッドを下ろしてインキのついた凹版に圧着し、パッドに絵を写し取り、元の位置に戻す。次に陶磁器をパッドの下に運び、パッドを下ろして陶磁器に押捺(なつ)し、パッドの絵を転写する。再びパッドを上げて絵付けされた陶磁器を移動させ、支持台から手で取り外す。
本品は、版を使用して、押捺(なつ)により模様を形成する機械であるので、印刷機に該当する。その様式等から判断すると、第8443.19号に属するものである。