国内分類例規

Tum table

HSコード
説明
本品は、電動機と回転円板とが主体となっており、円板を一定の速度で回転するための速度自動調整装置を内蔵するもので、ジャイロコンパスの回転状態における性能又はアンテナの指向性等を試験するのに使用するものである。 例えば、ジャイロコンパスを試験する場合は、円板上にジャイロコンパスを取り付け、極低速から順次高速に回転すると、ジャイロコンパスはその回転状態に応じて追従するものであるが、その際、ジャイロコンパスが発信する電気信号は本機の端子より取り出される(この信号はジャイロコンパスが発信したままのものであって本機内でなんらの変化をうけるものではない。)。この信号をオシロスコープその他の測定機器により測定し、ジャイロコンパスの特性を知ることができる。 本品は、動試験に使用するものであるが、試験の結果を知るためには測定機器を必要とする。したがって、本品は、単に一定条件のもとにおける運動、すなわち試験に必要な条件を与える機械にすぎない。 第90 類において「試験用の機器」とは、Explanatory Notesの例示からみて、その機器によって結果を知ることができるもののみに限られ、本品のように試験をする際被測定物に一定の条件を与えるのみのもので、他の測定機器によってその結果を知ることを必要とするものは属しないと考えられる。なお、試験条件を与える機器の例として「信号発生器」が第8543.20号に特掲されている。 以上から本品は第90類の試験用の機器とは認め難いので、第8479.89号に属する。
出典
税関Webサイト 国内分類例規
https://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data2/84rd.pdf
を加工して作成