国内分類例規

Unitrol

HSコード
説明
本品は、貯蔵式ガス湯沸器、温水ボイラー等のガス器具に取り付けられ、水温をあらかじめ設定した温度にし、またその温度を保つため、自動的にガスの供給又は停止を行う機器である。本品は、ガス自動バルブ機構、口火安全機構(電磁弁)及び三方切換ガスコックが一体構造に組み込まれたものである。 ガス自動バルブ機構は、湯沸器等の水温をあらかじめ設定した希望温度に維持するために必要なガスを供給又は停止する装置で、温度設定ダイヤル、水温を検出する水平挿入式サーモスタット、その伸縮を拡大するレバー機構、ガスの通路を開閉するバルブ等から成る。 口火安全機構としての電磁弁は、本品のガスの流入口にあって、湯沸器等のパイロットバーナー部の熱電対と電線により接続されている。パイロットバーナーの炎で熱電対に起電力が発生し、これにより電磁弁が開かれる。炎が消えると起電力が消滅し、電磁弁は閉じてガスの流入を停止する。 三方切換ガスコックは、それを「OFF」の位置から「パイロット」の位置に回すと、口火が点火され、更に「ON」の位置に回すとガス自動バルブ機構のバルブが開き、バーナーにガスを供給する。 本品の機能は、本品が取り付けられるガス器具の内部の温度変化に応じて、弁機構を開閉し、熱源としてのガスの供給又は停止を行うものである。 本品に組み込まれているサーモスタットは、温度変化に応じてバルブを開閉するためのものである。 このように温度の変化によってバルブの開閉が行われる弁は、第84.81項の温度制御式弁の一種と認められるので、本項に属する。
出典
税関Webサイト 国内分類例規
https://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data2/84rd.pdf
を加工して作成