内燃機関の燃料噴射装置用電子式制御機器
説明
本品は、自動車用内燃機関の燃料噴射装置の電子式制御機器として使用する物品で、トランジスター、ダイオード、コンデンサー及び抵抗器から成る電子回路を金属製ケースに収納したものである。本品の機能は、内燃機関に取り付けられた各種の感知器、スイッチ等によって得られる内燃機関の回転数、吸入系統の真空度(内燃機関の負荷を表す。)、温度等の状態についての電気信号に基づいて、内燃機関の負荷及び回転数に応じた燃料噴射弁の開閉時間(注)を制御し、燃料の量を調節するものである。
(注)燃料噴射弁には常に2kg/cm2の燃料圧力がかかるよう設計されているので、本品により制御される内燃機関のシリンダーに対する燃料噴射量は、弁の開閉時間によって定まる。本品は内燃機関の負荷、回転数等を把握し、これに応じて必要な燃料の量を自動調整する機器を構成する電子式制御機器であるので、第9032.89号に属する。