あかうみがめのはく製
説明
本品は、インドネシア海域で採捕されるあかうみがめ(体長約30~100センチメートル)のをはく製にしたものであり次のような処理を施してある。
(1)内臓及び肉を除去する。
(2)甲を洗浄し、その付着物及び汚損部分を削り取る。
(3)ホルマリン液に浸して防腐処理を施す。
(4)首、足及び腹の部分に木くずを詰めて縫い込む。
(5)形を整え、板にくぎづけしてかげ干しする。
本品は、輸入後甲の全面をサンドペーパー等で削り、更に磨き砂で磨いてつやを出し、装飾用の壁掛けとして販売する。
本品は、かめの甲自体に加工を施してあるとはいえず、かめ全体をはく製にしたものであるが、輸入後甲の部分につや出し加工を施すのみでかめの甲を主体とする装飾品として完成する。したがって、本品はかめの甲の製品として第9601.90号に属する。