燃料油100(重質留分を基とした液体燃料)
貨物概要
本品は、粘性の高い暗褐色の燃料で、定置式蒸気ボイラーや工業用炉で燃焼させるための石油調製品である。本品は、中間留分を添加した石油精製残留物からなる。本品の芳香族炭化水素の含有量は全重量の68%である。本品の物理化学的特性は以下のとおりである。
動粘性率(50℃):354 mm2/sec (cSt) (ISO 3104/ASTM D 445)
希釈物(1:100)の比色特性:8超(ASTM D 1500)
硫黄分:全重量の2.23%(ISO 8754)
引火点(開放法):150℃(ASTM D 92)
固化温度:6℃(ISO 3016)
けん化価:4未満(ISO 6293)
硫酸灰分:全重量の1%未満(ISO 3987)
分留性状(ISO 3405/ASTM D 86)は以下のとおり
初留点:184℃、終点:313℃、留出容量:18%、留出容量が全容量の1%:留出温度210℃、留出容量が全容量の4%:留出温度250℃、留出容量が全容量の14%:留出温度300℃、留出容量が全容量の18%:留出温度313℃~350℃