事前教示事例

電熱式の調髪用機器

頭部に着用するキャップ内に、加温されたミストを送り込むことでヘアケアを行う機器

貨物概要
性状:給水タンク(1400ml)、タンク内のヒーターユニット、超音波振動子、ミストを送り出すファン、フレキシブルホース、コントロールパネル、フレーム、キャスター等から構成される機器
サイズ:高さ850mm×幅330mm(本体)×奥行355mm
重量:14.0kg
機能:①タンク内に内蔵されたヒーターユニットにより水を加温する
②超音波振動子により温水をミスト化する
③発生させたミストをファンで送り出し、フレキシブルホース等を通じて別途調達したキャップ内に充満させる
④ファンによりキャップ内に常温の風を送り込むことでクーリングが可能
⑤コントロールパネルでキャップ内の温度やミスト量をコントロールすることが可能
用途:美容院で使用されるヘアケア機器であり、温度や量等が調整されたミストを頭髪に当てることにより、トリートメントの浸透を促し、潤いを与える
税番
分類理由
本品は、美容院で使用されるヘアケア機器として照会がなされた物品である。  本品は、給水タンク内の水を加温する機能(第84.19項)、超音波振動子によるミスト発生機能(第84.79項)、電熱ヒーターによる調髪機能(第85.16項)、温度やミスト量のコントロール機能(第85.37項)等の「二以上の補完的又は選択的な機能を有する機械」であることから、関税率表第16部注3を適用し、主たる機能に基づいてその所属を決定する。  本品は、トリートメントの頭髪への浸透を促し、潤いを与える目的で設計されたヘアケア機器であり、その主たる機能は、電熱ヒーターで加温されたミストによる調髪であると認められることから、同表第85.16項及び同表解説第85.16項(C)の規定により、電熱式の調髪用機器(その他の調髪用機器)として上記のとおり分類する。
出典
税関Webサイト 事前教示回答事例
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki_search/bunrui/J3/23/J32300043.htm
を加工して作成
登録番号
123000357
処理年月日
2023年3月30日