事前教示事例

発熱スリーブ

粘結剤によりけい砂を固めて成型した発熱スリーブ

貨物概要
材質:けい砂98%、有機粘結剤2%(ポリイソシアネート1%、フェノールアミン1%)
製法:コールドボックス法(アミンガスを吹きかけることで加熱せず粘結剤を硬化させる造形法)により成型。
けい砂と粘結剤を混合→スリーブ型内に充填し成型→アミンガス吹きかけ(常温下60秒)→完成。
性状:筒状成形体。
茶色の筒(片側は塞がれた円筒)と灰色の筒(円錐形状)の2種類で構成。
サイズ:(茶色)直径146mm×高さ197mm、0.9kg(他サイズ違い2種類)。
(灰色)直径 30mm×高さ197mm、0.3Kg(他サイズ違い2種類)(灰色の直径は先端部分)。
用途:鋳造工程で鋳型の上にセットして使用
機能:鋳造時、金属が凝固する際の収縮により生じる空隙が発生しないよう、余分な金属を溜めて保温しておき、鋳物に空間ができることを防ぐ
包装:400~600PCS/CT
税番
分類理由
本品は、けい砂に粘結剤を混合し、アミンガスを吹きかけることによりスリーブ状に成型した物品であり、焼成せずに固化したものであることから、関税率表第69類には分類されず、その他の鉱物性材料の製品として、同表第68.15項及び同表解説第68.15項の規定により、上記のとおり分類する。
出典
税関Webサイト 事前教示回答事例
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki_search/bunrui/J5/23/J52300785.htm
を加工して作成
登録番号
123003730
処理年月日
2023年12月11日