事前教示事例

アルミニウム合金製の形材

スレート屋根を修復する際に使用するアルミニウム合金製形材

貨物概要
性状:押出成形し、定寸に切断したアルミニウム合金から成る形材。
横断面が全長を通じて一様な形状を有する。
素材:アルミニウム合金
用途:スレート屋根の水漏れを修復するシートを張る際に、シートを固定する支柱として使用
サイズ:幅84.2mm×高さ31.6mm×長さ5000~5500mm
その他:輸入後、国内で本品にビス用の穴をあける。
スレート屋根の上にC型鋼を取り付け、それに本品をビスにより等間隔に固定した後、本品間にシートを張り、屋根全体をシートで覆うことで水漏れを修復する。
税番
分類理由
本品は、スレート屋根を修復する際に使用するアルミニウム合金製の支柱として照会のあったものである。  本品は特殊な横断面を有するものの、輸入後、更なる加工が施される物品であり、また提示の際の性状において、構造物の部分品として特定できず、関税率表解説第76.04項において準用する同表解説第74.07項に規定する「加工により他の項の物品の特性を有するもの」とは認められないことから、アルミニウム製の構造物の部分品として同表第76.10項には分類されない。  本品は、横断面が全長を通じ一様な形状を有する押出製品であり、中空部分を有するものの、同表第15部注9(e)に規定する「管」の定義には該当しないものであることから、アルミニウム合金の形材として、同表第15部注9(b)、同表第76.04項及び同表解説第76.04項の規定により、上記のとおり分類する。
出典
税関Webサイト 事前教示回答事例
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki_search/bunrui/J3/23/J32300528.htm
を加工して作成
登録番号
123003746
処理年月日
2023年12月28日