事前教示事例

温室と鉄鋼製棚のセット

鉄鋼製フレームとプラスチック製カバー等から成る温室(組立式)と鉄鋼製の棚網付き置き台(組立式)、組立説明書等を取り揃えて小売用包装にしたもの

貨物概要
性状:(温室)未組立ての鉄鋼製フレーム及びプラスチック製カバー等から成る温室で、両側面についているファスナーを開閉することで温室内に出入りすることが可能。
(置き台)未組立ての鉄鋼製の棚網付き置き台で、棚網を3段取り付けることができる。
構成:(温室)フレーム29本、ジョイント18個、アンカー12個、カバー固定金具8個、カバー固定金具用ねじ16個、着脱用ひも付きカバー2枚、カバー用アンカー2個。
(置き台)フレーム14本、棚網3枚、ジョイント6個。
組立説明書1枚。
材質:(温室フレーム、棚フレーム、棚網、アンカー、着脱用ひも付きカバー用アンカー、カバー固定金具、カバー固定金具用ねじ)鉄鋼、(着脱用ひも付きカバー)プラスチック、合成繊維、(ジョイント)プラスチック、(組立説明書)紙
サイズ:(温室)幅約100cm×奥行約200cm×高さ約215cm。
(棚)幅 約30cm×奥行約100cm×高さ約95cm。
用途:(温室)冬の寒風・霜から植物を守る温室。
(置き台)植物の置き台で、温室の中に設置する。
包装:1セット/カートン(小売用包装)
税番
分類理由
本品は、フレーム、カバー等から成る未組立ての温室、フレーム、棚網等から成る未組立ての置き台、組立説明書を小売用包装したものとして照会がなされた物品である。  本品の温室及び置き台は、提示の際に組み立ててない状態で包装されているが、組立てにより完成品となることから、関税率表の解釈に関する通則2(a)を適用して、完成した温室及び置き台としてその所属を決定する。本品は、フレーム、カバー等から成る温室、フレーム、棚網等から成る置き台、組立説明書を取り揃えて小売用の包装にしたものであり、同通則3(b)に規定する「小売用のセットにした物品」と認められ、本品に重要な特性を与えている構成要素は温室であると認められる。当該温室は、鉄鋼製のフレーム、プラスチック製のカバー等の異なる材料から成るものであることから、同通則3(b)を適用しその所属を決定する。当該温室に重要な特性を与えている材料は、植物を外部の寒さ、風雨から防ぎ、かつ、空間内部の保温に寄与するプラスチック製カバーと認められることから、本品は、関税率表第39.26項及び同表解説第39.26項の規定により、その他のプラスチック製品として上記のとおり分類する。
出典
税関Webサイト 事前教示回答事例
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki_search/bunrui/J3/24/J32400030.htm
を加工して作成
登録番号
124000177
処理年月日
2024年3月5日