発熱体(不織布シート)
患者の身体を覆う不織布製の被覆材に取り付けられた発熱体
貨物概要
性状:(発熱体)粉状のものを不織布製の袋に充填したもの。
(被覆材)ポリプロピレン製不織布からなる2層構造。
上面に発熱体を収納するポケットあり。
成分:(発熱体)鉄粉、活性炭、塩化ナトリウム、水等。
(被覆材)ポリプロピレン製不織布。
用途:個包装から取り出すと、発熱体が発熱し、手術前後の患者の低体温症の発症を防止する
サイズ:150cm×50cm(胸部用、発熱体ポケット6個)、110cm×150cm(胸部以下用、発熱体ポケット6個)
分類理由
本品は、鉄粉、活性炭、塩化ナトリウム、水等から成る発熱体を紡織用繊維製の被覆材の複数個所に保持したものであり、手術前後の患者の低体温症の発症を防止するための保温材として照会がなされた物品である。 本品は、異なる構成要素から成る物品であることから、関税率表の解釈に関する通則3(b)を適用してその所属を決定する。 本品に重要な特性を与えている構成要素は、発熱効果をもたらす発熱体と認められることから、他の項に該当しないその他の化学工業調製品として、関税率表第38.24項及び同表解説第38.24項の規定により、上記のとおり分類する。